【持久力系】のスポーツで意識したい栄養素

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スポーツ種目ごとに、運動力や時間、使う筋肉が違い、力を発揮できる体の大きさや特徴があります。

前回は、瞬発系のスポーツで意識したい栄養素についてご紹介しました。

今回は、持久力を使うスポーツ(マラソン、水泳、球技スポーツ(野球、バスケットボール、テニスなど))の食事についてお伝えします。

バランスのよい食事が基本

どんなスポーツでも、基本バランスのよい食事です。

「主食・主菜・副菜・乳製品・果物」をそろえることで、栄養バランスが整います。

栄養バランスのよい食事が大切なことは「ジュニアアスリートの食事で大切なことは?!」のコラムに詳しく載せていますので、そちらも合わせて読んでみてくださいね!

Point

  • どんなスポーツ選手も、まずは「バランスのよい食事」

糖質

持久力系のスポーツは、トレーニングや試合を長時間続けて行う必要があります。そのため、エネルギーの消費量が多いのが特徴です。食事ごとに糖質の主食をとり、さらに補食でも糖質を取り入れるといいでしょう。また、糖質を効率よくエネルギー助けをするビタミンB1、糖質の吸収を助けてくれるクエン酸を組み合わせてとるのもポイントです。

Point

  • 食事・補食でしっかり糖質(ごはん、パン、めん類、イモ類、果物等)を!
  • ビタミンB1を含む食品:豚肉、豆腐、納豆、枝豆、玄米
  • クエン酸を含む食品:梅干し、酢、オレンジ、レモン、キムチ

運動中、血液中のヘモグロビンが筋肉に酸素を運んでくれる役割をしてくれます。そのため、長時間の試合やトレーニングをするとヘモグロビンの材料となる鉄分がこわれやすいため、貧血やスタミナ不足になりやすいです。持久系のスポーツをする場合は、特に鉄が不足しない食事を心がけましょう。鉄は、肉(赤身肉、レバーなど)、魚(かつおなど)、卵、大豆製品、青菜などの緑黄色野菜に豊富に含まれます。また、胃腸の調子を整えることやビタミンCを一緒に食べることで鉄を効率よく吸収できます。

Point

  • 貧血やスタミナ不足を防ぐために、鉄を意識した食事をする
  • 鉄の吸収UPの食べ方のポイント:よく噛んで食べる、野菜と果物も一緒に食べる

手軽に栄養補給!アスリート応援レシピ

今回は、激しいトレーニングや試合後、食欲がでないときでも食べやすい丼をご紹介します。鉄を意識して、納豆、卵黄、かつお節を、さらに鉄の吸収を助けてくれるビタミンCが豊富なオクラを組み合わせました。切るのはオクラだけととっても簡単に作れるので、忙しい朝にもおすすめです。ぜひ、作ってみてくださいね!

~体力アップ!ねばり丼~

【材料】(1個分)

・ごはん:茶碗1杯

・納豆:1パック 

・オクラ:3本

・梅干し:1個

・かつお節:小分け1袋

・卵黄:1個

・のり:お好み

※梅干しが苦手であれば、代わりにポン酢を使ってもOK

 

【作り方】

①オクラはさっとゆで、食べやすい厚みの輪切りにする。

②梅干しの種を取り除いて、包丁でみじん切りにしてペースト状にする。

③①にペースト状にした梅干しとかつお節を加えてまぜる。

④納豆にたれを入れてよくまぜる

⑤ごはんの上に、③、④、卵黄をのせ、のりをふかける。

【参考文献】

  1. 川端理香 .「勝てるカラダをつくる!10代スポーツ選手の栄養と食事」. 株式会社 大泉書店 .2009
  2. 鈴木志保子 . 理論と実践 スポーツ栄養学 . 株式会社 日本文芸社 .2018

遺伝子で可能性を最大限に引き出す

&DNA

「&DNA®」“遺伝子と共に生きていく”という想いがこめられています。遺伝子は、一生変わることのないジブンそのものです。「&DNA®」は、ジブンの可能性を最大限に発揮できる一助になれると確信しています。 各スポーツに特化した開発を今後も続け、さらにはスポーツだけに留まらず健康分野にも拡大し、シリーズ化して参ります。