暑い中、ハードな練習した後は食欲が湧かないことが多いと思います。食欲がでない原因としては、体は、暑い環境下で必死に体温調整するため、内臓が疲れます。また、室内と野外の温度差による自律神経の乱れも考えられます。しかし、エネルギー消費が多いアスリートは、最大のパフォーマンスが出すためには、十分な栄養補給が必要です。
今回は、食欲が湧かないときでも、十分な栄養補給をするための工夫をお伝えします。
食欲がないときに、無理に食べて、体内でうまく食べ物を消化・吸収できないと、体の負担にもなりかねません。無理して食べるのではなく、1回の食事量が少ない場合は、食事の回数を増やして、1日の全体で栄養補給とれていれば、問題ありません。主食、主菜、副菜の栄養バランスも考え、食事で不足しているものを優先的に補食でとる意識をしていきましょう。
例えば、朝食でたんぱく質を多く含む食品が不足していれば、補食でゆで卵やヨーグルトなどを食べる、帆局の準備が難しいときは、栄養補助食品を利用するのも一つです。
食欲がないときこそ、白米だけなど、一つの食品に偏る食べ方は避け、なるべくいろいろな食品を食べることも大切です。夏場は特に大量の汗でミネラルなどがでやすいため、主食だけでなく、たんぱく質や野菜・果物が不足しないように注意しましょう。
次に、食欲増進効果がある食材をご紹介します。
1つめは、酸味がある食材です。例えば、酢の物、酢豚など酢が使われている料理、梅干し、レモンなどの柑橘類などです。酸味がある食材を食べると、唾液がたくさん出ることで、味覚や嗅覚を刺激して、食欲をコントロールするためです。
2つめは、香辛料です。香辛料は、胃液を増やすことで食欲増進効果があると言われています。夏におすすめの香辛料としては、カレー粉、しそ、みょうが、しょうがなどがあります。香辛料は、胃液を増やすことで食欲増進効果があると言われています。
例えば、カレー風味の炒め物、しょうが入りの具沢山みそ汁、肉のしそ巻きなど、料理に上手に取り入れていきましょう。
高温環境での運動後は、寒冷環境下で運動後よりもエネルギー摂取量が低下することがわかっています。
また、食事の前に冷たい飲み物を飲むより60℃ぐらいの温かい飲み物を飲むことで、食事の摂取エネルギー量が増えるという研究報告があります。
食欲が湧かないときは、食前にあたたかい水やお茶を1杯飲むことをおすすめします。
食欲が湧かないときの食べ方のポイントとしては、「よく噛んで食べること」。
食欲が湧かないのは、胃腸が弱っているサインです。たべなきゃ!と焦らず、ゆっくりよく噛んで食べていきましょう!
よく噛んで食べることで、胃腸の負担が減り、食欲が湧きやすくなりますよ。
【参考文献】
「&DNA®」“遺伝子と共に生きていく”という想いがこめられています。遺伝子は、一生変わることのないジブンそのものです。「&DNA®」は、ジブンの可能性を最大限に発揮できる一助になれると確信しています。 各スポーツに特化した開発を今後も続け、さらにはスポーツだけに留まらず健康分野にも拡大し、シリーズ化して参ります。